遺贈寄付って何だろう?


2023年9月11日から17日(日)の一週間、遺贈寄付ウィーク2023が始まりました。

2023年9月13日(水)13:30~15:30 一般社団法人全国コミュニティ財団協会 、一般社団法人全国レガシーギフト協会と協働し、「遺贈寄付ウィーク2023」において全国同時の遺贈寄付シンポジウムと群馬県独自企画を開催しました。

参加者はNPO2 行政1 メディア2 行政書士1 事務局4 の合計10名でした。(オンライン4 オフライン6)

 

ぐんま未来基金設立準備会では、〜コミュニティ財団の重要な機能として遺贈寄付に関する取り組みなどを紹介や地域の現状などの簡単な説明〜行ってきました。今回、一般社団法人全国コミュニティ財団協会と協働し、全国同時に「遺贈寄付」を発信する機会をつくることで、「遺贈寄付」に関する認知が高まり、誰もが「人生最後の社会貢献」としての遺贈寄付を選択できる社会になることを期待します。

 

【遺贈寄付とは?】

一般には、お亡くなりになる方が、遺言によって、財産の全部または一部を法定相続人または法定相続人以外の人(自然人または法人)に無償で譲渡(贈与)することを「遺贈」といいます。全国レガシーギフト協会では、遺言による寄付(遺贈)に加えて、相続財産の寄付、信託による寄付、の3つを総称して「遺贈寄付」と呼んでいます。

 

【遺贈寄付ウィークとは?】

9月13日は「国際遺贈寄付の日(International Legacy Giving Day)」です。英国を始め海外では、10年ほど前から、「国際遺贈寄付の日」の周辺で、遺贈寄付をより知ってもらい、理解を深めてもらい、そして遺贈寄付の準備を推奨するキャンペーンを実施しています。

日本では、「国際遺贈寄付の日」に合わせ、遺贈寄付の日本国内での認知・理解の向上を目指すことを目的として2020年から全国レガシーギフト協会が主催で「遺贈寄付ウィーク」として始まりました。

遺贈寄付として自分の思いを託す人、現金や不動産、その他いろいろな形に乗った思いを受け取り、社会課題解決のため活用をさせていただく非営利組織の受遺団体、そしてその間に立ち、思いを橋渡しする役の士業の方や専門企業。それぞれのお立場で、今まで気が付かなった社会貢献の形である遺贈寄付について考えてみる1週間、それが「遺贈寄付ウィーク」です。

 

第1部 ぐんま未来基金について ぐんま未来基金設立準備会事務局 間々田久渚 (群馬独自企画)

 

第2部 コミュニティ財団と地域金融機関が連携する意義と地域のためにできること(全国同時開催企画)

     事例報告:公益財団法人南砺幸せ未来基金 代表理事 南眞司氏

      株式会社北陸銀行 リテール推進部 信託チームチーム長 吉田剛志氏 

 

トークセッション: [コメンテーター]一般社団法人全国レガシーギフト協会 理事 齋藤弘道氏

 

 

第3部 専門家を交えた遺贈寄付に関する意見交換

    相続相談の事例を通じた遺贈寄付について 行政書士 小山範之氏 (高崎市在住)

    地域の民生委員として地域のお年寄りの見回りをされてたり、母親の介護経験のある小山さまのお話は大変、

    具体的で参考になりました。

    資産多い少ないではなく、死後の手続きが大変楽になるので遺言書の作成は大切です。

    現状は55歳以上の7%しか遺言書の作成をしていません。

    遺言書の作成はおひとり様、相続人無しの人だけではなく、遺贈寄付を検討する場合は必要となります。

    家や土地、流動資産を分けることだけではなく、人生を終えるまでの生き方のデザインであり、

    地域とのかかわりなどソフトの部分に注目していくことが大切だとお話いただきました